vol.2

今回は、「Boston」の紹介です。ギターのトム・ショルツが作ったバンドで、1976年にデビューしています。今までに出したアルバムは5枚、ベストが1枚。ファーストからセカンドは2年で出たのですが、そこから先は8年間隔です。しかし、ファンはそれを理解して待ち続けています。
トム・ショルツは、バリバリの理系。高校での成績が優秀だったので、学費全額免除でM.I.T.(マサチューセッツ工科大学)に入学。これまた首席で卒業したとか…。その後、ポーラロイド社に入社するも、「究極のロックサウンドを作る!」と一念発起。デモテープがレコード会社に評価されデビューにいたりました。
このバンドとの出会いは、大学3回生の時。喫茶店でバイトをしていたのですが、そこの有線に彼の曲「I need your love」が流れたんです。「何これ、むちゃいい曲やん。ギターの音もむっちゃかっこいい!!」次の日、音楽に詳しい連れの家に乱入。彼の前で歌いました。「こんな曲やねんけど、誰かわからん? あ〜い に〜 ぢゅあ らーぶ あ〜い うをん ちゅ〜 え〜ぶり うぇ〜」そして、連れの一言。「あ〜、Bostonやん。にいさん、さすがですなぁ〜。お目が高い。これは最高のバンドやで。レコード聴かせたるわ。」この日、二つの驚きがありました。一つは、こんな俺の歌い方でボストンとわかった連れのすごさ。もう一つは、ボストンというバンドのすごさです。あの日聴かせてもらったレコードの音は、一生忘れられません。ワンルームの小さな部屋で、二人してボストンワールドに浸ったのを、今でも鮮明に覚えています。
彼がアルバムを作るのに8年もかかる理由は一つ。徹底的に「アナログ」にこだわっているから。そして、機材を自分で作っているから。CDを聴いてもわかりますが、レコードを爆音で聴くと、そのすごさがわかります。私は、世界最高音質だと思っています。3年ほど前、九州の予備校の先生で、ものすごいAVマニアな方に、ボストンのリールテープを爆音で聴かせてもらいました。(1000万円ほどする、セットで!!)もう、たまりませんでした。とにかく、トムが作るメロディー・ギターサウンドは最高なんです!!
あまりにも思い入れが強いので、長くなってしまいました。音楽は理屈で聴くものではないですから、こんなことはちょっとした知識で、どうでもいいんです。ようは、何かを感じるかどうか。私の場合、「宇宙」がテーマになっていることもあり、とても壮大で綺麗な気持ちになることができます。みなさんも、是非聴いてみて下さい。トムの奏でるギターの音に、はまること間違いなしです!!

I know that we can make it , you and me.

More Than a Feeling


Walk On

Boston

Boston

Don't Look Back

Don't Look Back

Third Stage

Third Stage

Walk on

Walk on

Corporate America

Corporate America